長唄三味線の初歩指導についての提案
はじめに
三味線の構え方
左手の構え
バチの持ち方
ハジキとスクイの組み合わせ
手ほどき曲「明の鐘」は初歩教材としてふさわしいか
講習会指導案
音楽教育における和楽器の指導
はじめに
子供とともに楽しみながら
音楽の喜び
音楽の教師を志して
今求められていること
おわりに
邦楽教育ページ
  和楽器必修へのあゆみ
和合奏の記録
演奏のVTR目録
奈良教育大学アルバム
ザ・三味線アルバム
プロフィール
学歴・職業
音楽関係経歴
長唄指導歴
稽古場案内
演奏会・イベントのお知らせ
「宣江会」弾き始め
みつじ会
ろくろく坊 その1
以前にご紹介したイベント
柳田彗舟さん
尾関和栄/杵屋勝宣江 掲示板
   
ハジキとキクスイの組み合わせ  
TOPへ戻る
 
 
C 右手と左手のコンビネーション

 

 前述のハジキはバチを使わない単独のハジキであった。ここでは勘所を
押さえ、一音弾いた後のはじきを扱う。人差し指と薬指によるハジキに
加えて、前に触れずにおいた人差し指と中指とによるハジキも、ここで扱うことになる。

はじくと同時にバチを上げると次のひとバチへのアプローチが素早くでき、
なめらかな演奏が可能になる。譜面の意味が解り、手順を体で覚えて
しまえば決して難しくなく、むしろおもしろい音をつくりだす楽しい活動と
なるはずである。指導者が主旋律を弾き、虫の合方の「チンチロリン」や
佃の合方「チャラリチャラリチャン」などのオスティナートを受講生に
演奏させるととても楽しく取り組める。この時期からこういったことを
手すさびに繰り返していけば、いわゆる「良く手が回る」ようになるのでは
ないかと思われる。

 
D 指運びの原則とポジション移動の方法

人差し指で押さえねばならない勘所は、調子(本調子・二上り・三下り)
によって原則も多少変化するが、ほぼ決まっている。そしてその勘所を
基準としてその音より半音ないし一音高い勘所を中指および薬指で
押さえる。
 中指および薬指で押さえる勘所において、初心者の場合は先に人差し指
で主になる勘所にたどり着いて後に必要な指(中指および薬指)を付け足し
て押さえるようにする。こうすることによって、数多くの勘所を全て覚えて
押さえるのではなく、目安となる基準の勘所から距離を測って押さえことが
出来、より正確な音を出すことが可能になる。
 中級以上になり、さらにより良い音の響きを求めるようになる時、人差し指
を少々浮かせて弾く場合も出てくるが、初心者の内は、決して中指および
薬指の単独で勘所を押さえることのないようにする。 また、次のポジション移動についても人差し指を離さないようし、まずは正しい勘所を押さえ、
正確な音を出す事を第一に心がける。
 
 
次へ
 
COPYRIGHT(C)2004 尾関義江 ALL RIGHTS RESERVED